乳ガンは日本人成人女性の20人に一人はなるという。
日本人の死亡原因一位がガンだから、この数字もうなずける。
その乳ガンに、20人の一人に、――なってしまった!
『くじならば ラッキー 20分の1』
(いや、それとこれとは別問題だが)
でも、乳ガンは他のガンより死亡率が低い、治りやすいガンなのだ。
だからこそ私は今、余裕をぶっこいて語ることができる。
この貴重な経験を伝える事によって乳ガンになってしまった人、
乳ガンを知りたい人のために微力を貸すことができれば――と。
'07年春
会社での昼食中、よく子宮ガン・乳ガンの話がのぼり、
「子供産んだ事ない私らは、なりやすいんだってねぇ。」
「検診したことある?」
「マンモって、痛いんでしょ?やだなー。」
などと、決して他人事とは思っていなかったが、嫌な事を後回ししたい心理が働いて、
「検診するよ、そのうちね。来年、来年やる。」
そんな感じでいつも話を終えていた。
おおむね健康な私に限って、ガンなんて。
でもそんな事言ってて、なっちゃったりして。
いや、なるかも知れない。
知っているだけで元同僚の歳の近い二人、そのほかにも三人が乳ガンになっている――。
丁度、会社の団体保険で新規募集をしていたので、女性特約の保険に申し込んだ。
つづく
スポンサーサイト